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2008年04月28日(月) 16時19分

ススキノ火災 風俗店3人死亡、停電?で逃げ切れず 札幌毎日新聞

 28日未明、札幌市中央区の店舗型風俗店「江戸城」(鉄筋コンクリート造り4階建て)から出火し意識不明の男女3人がその後死亡した火災は、札幌中央署の調べで、3階の備品置き場から出火した直後、ビルの電気のブレーカーが落ち、エレベーターが停止していたことが分かった。亡くなった3人はいずれも4階におり、同署や市消防局は同日午前10時から実況見分を行い、出火原因とともに、消防法に基づいた誘導灯や自動火災報知機の設置の有無や階段に物が置かれていなかったかなどを調べる。

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 同署の調べで亡くなったのは、東京都墨田区の男性会社員(36)と、24歳と20歳の札幌市中央区の女性従業員2人。男性は観光で会社同僚3人と来店。同僚は出火当時3階にいて逃げて無事だった。

 同日午前0時5分ごろ、3階のフロアのカーテンで仕切った備品置き場から炎が上がっているのを女性従業員が発見し、119番した。その直後にブレーカーが落ちて停電し、ビル内は真っ暗になったという。備品置き場にはタオルや歯ブラシ、冷蔵庫があり、火の気はなかったという。同署は漏電などの可能性もあるとみて出火原因を調べている。

 当時、同店には4階で亡くなった3人と、1階に男性店長、2階に女性従業員1人、3階に男性客3人と女性従業員3人の計11人がいた。3階までにいた8人は自力で脱出。4階の3人は個室内で倒れ、意識不明で病院に搬送されたが、死亡した。死因は一酸化炭素(CO)中毒とみられ、女性1人を司法解剖して死因を特定する。

 現場は市営地下鉄南北線・すすきの駅の南西約300メートルにあるススキノの一角。同店は城を模した特徴的な外観で、30年以上前から営業している老舗。近くに住む主婦(44)は「ボヤはよくあるが、こんなに大きな火事は記憶にない。3階の窓から火が噴き出していて本当に怖かった」と驚いた様子で話していた。【坂井友子、水戸健一、佐藤心哉】

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