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2008年04月28日(月) 14時35分

「ケータイでニュースを見る」約6割、「ほぼ毎日見る」は7割——ネットエイジアが調査japan.internet.com

ネットエイジア株式会社は、「ケータイニュースサイト」についてのモバイルリサーチを実施、2008年4月28日、その結果を発表した。

調査対象は、全国の15歳〜39歳のケータイユーザー400名。男女比は、男性50%、女性50%。年代別では、10代22.0%、20代34.5%、30代43.5%。キャリアの内訳は、NTT ドコモ50.5%、au40.3%、ソフトバンク9.3%。調査期間は、2008年4月20日〜22日の3日間。

ケータイでニュースを見ているかどうかを聞いたところ、「見ている」との回答が59.5%、20代では65.2%となっている。「以前は見ていたが今は見ていない」は20.8%、「一度も見たことがない」は19.8%だった。ケータイでニュースを見る頻度を聞くと(母数238名)、「ほぼ毎日」が68.9%となった。「週4、5日」との回答が14.3%、「週2、3日」は11.8%となっている。全体では「ケータイでニュースを毎日見る」ユーザーは41%に上っている。

同様にパソコンでのニュースについて聞くと、「見ている」は48.3%、「以前は見ていたが、今は見ていない」24.5%、「一度も見たことがない」27.3%となった。パソコンでニュースを見る頻度は、「ほぼ毎日」が31.3%、「週4、5日」14.3%、「週2、3日」14.3%、「週1日」10.7%、全体で「パソコンでニュースを毎日見る」割合は8.8%となった。

調査対象がケータイユーザーではあるものの、ニュースを見るデバイスとして、ケータイが積極的に利用されている傾向が明らかとなっている。

ケータイでニュースを見る上で、どのようなサイト・サービスを利用しているかを聞いたところ、「無料サイト」が68.5%と多くなっている。「有料の公式サイト」との回答は18.1%、iチャネルのような「有料ニュース配信サービス」は10.1%。

ケータイでニュースを見る時間帯は(複数回答)、朝、昼、夕方以降で利用の三極化にある。「午前7時台」が20.6%、「午前8時台」23.1%、「12時台」が25.2%で、以降は1桁〜10%台前半の数値で「18時台」(23.5%)、以降「19時台」(20.2%)、「20時台」(22.7%)、「21時台」(25.6%)、「22時台」(26.1%)、「23時台」(23.9%)となっている。

ケータイでニュースを見る理由(複数回答)で最も多かったのは「ケータイでどこでも見られるから」との回答で79.0%、次いで「内容が簡潔だから」52.1%、以下「情報が早いから」34.9%、「見やすいから」32.4%、「時間が節約できるから」20.2%となっており、「他の媒体でニュースを見ないから」との回答は5.5%にとどまっている。

ケータイで見るニュースジャンルは(複数回答)、「芸能」が80.3%で最も多く、次いで「社会・時事」71.0%、以下、「スポーツ」61.3%、「政治」50.4%となっている。

今回の回答者のうち自宅で新聞を購読しているのは63.7%。年代で見ると20代で53.6%と他の年代に比べ、購読率が低くなっている。購読している新聞は、「読売新聞」31.0%、「朝日新聞」20.8%、「日経新聞」5.9%、「毎日新聞」5.5%、「産経新聞」3.5%、「その他」32.2%となっている。新聞を自宅以外で見ている割合は28.0%だった。

自宅で新聞を購読している回答者のうち、ケータイでニュースサイトを見ている割合は60.8%、新聞非購読者では57.3%となっており、「新聞を購読していないからケータイでニュースを見る」という訳ではなさそうだ。ケータイでニュースを見る理由について、新聞購読の有無で見てもさほど差はなく、新聞購読者で「情報が早い」という回答が多少多い程度となっている。

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