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2008年04月28日(月) 10時21分

<夫バラバラ殺人>歌織被告に懲役15年 完全責任能力認める毎日新聞

 東京都渋谷区の会社員、三橋祐輔さん(当時30歳)を殺害し、切断した遺体を捨てたとして、殺人や死体損壊などの罪に問われた妻歌織被告(33)に対し、東京地裁(河本雅也裁判長)は28日、懲役15年(求刑・懲役20年)を言い渡した。

 公判では、検察、弁護側の双方が申請した鑑定医2人がともに「事件当時は急性の精神障害で、刑事責任を問えない心神喪失状態だった」と報告していたが、判決は歌織被告の完全責任能力を認めた。

 歌織被告は06年12月、自宅マンションで寝ていた祐輔さんの頭をワインボトルで殴って殺害。遺体をのこぎりで切断して、新宿区の路上などに捨てたとして、起訴されていた。

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