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2008年04月27日(日) 13時11分

摘発のパンチラ喫茶、業界席巻の「裏メニュー」の実態は?産経新聞

 「チラッしゃいませ〜」。カウンターに上ったメード風の女性店員が、あいさつ代わりにミニスカートをまくる。

 「堂々とチラリズムを楽しめる明るいカフェ−」。

 こう宣伝していた大阪・キタの「パンチラ喫茶」が今月8日、大阪府警に摘発された。「卑猥のレベルを通り越している」と捜査幹部をあきれさせた「裏メニュー」を売りに、店舗を次々と拡大。抜群の集客力で、ナニワの風俗産業を席巻していたという。

 ■表メニュー

 風営法違反(無許可営業)の容疑で摘発されたのは、大阪市北区堂山町の「P−DOLL(ピードール)梅田中通り店」。

 逮捕された経営者の男(33)は、市内で他に系列3店を展開していた。

 初めての客は入会金を合わせて1時間4000円を支払うシステム。ひところ大人気となった、上半身裸の店員が接待する「セクシーキャバクラ」の相場(1時間7000円〜)と比較すると割安だ。

 だがカウンターに座り、女性店員と対面してからが「パンチラ喫茶」の本番。

 ドリンクメニューとは別に、客はチップ(1枚500円〜)を購入して、まず「表メニュー」を注文することになる。

 同店の代表的メニューとされるのが「パンチラ釣り」。釣り竿風のおもちゃでスカートをめくるゲームだ。

 さらに目を引くのが「Tバック尻文字トーク」。女性店員が腰を振って「字」を書き、客の質問に答えるという。「官能小説の朗読」もメニューのひとつだった。

 ■裏メニュー

 これだけでも「喫茶店」の営業形態をはるかに逸脱しているが、「表メニューを5つこなすと、より過激な“裏メニュー”が出てくる。

 「みんなそれが目当てなんですよ」と、同店に通っていた男性会社員(33)が打ち明ける。

 大人気だったのは、白いワイシャツ姿になった女性店員に水鉄砲をかけるゲーム。店員は下着を着けていないのだという。

 また客の目の前で、下着をはき替えるプレイもあったという。

 ■関東へ進出

 府警保安課によると、大阪に「パンチラ喫茶」が登場したのは、平成18年秋ごろ。

 物珍しさと過激な接待が話題を呼び、府内では現在、同種店舗が約20店も確認されている。

 一説には摘発されたピードールが元祖とも言われ、同店の売り上げは月1000万円にも上っていた。

 「ナニワ発の新風俗」として、最近では関東圏にも拡大していたという。

 現在、違法ヘルスなどの摘発が進む大阪。府警は拡大傾向の「パンチラ喫茶」にも警戒を強めている。

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