二十六日午後六時ごろ、横浜市青葉区新石川のマンション（七階建て）の四階で部屋から異臭がすると一一九番があった。青葉署と市の消防隊が調べた結果、硫化水素を検出。同室の高校三年の男子生徒（17）が浴室で倒れており、間もなく死亡が確認された。室内に張り紙があったことなどから、青葉署は自殺とみている。
マンションの住民ら約五十人が一時、近くの大学の建物に避難した。
青葉署の調べでは、浴室に通じる洗面所のドアに「危険 硫化水素発生中」「絶対に開けないでください」などと書いた張り紙があるのに、男子生徒の弟（14）が帰宅して気付いたという。家族四人暮らしで、両親は不在だった。
現場は東急田園都市線あざみ野駅から約八百メートルの住宅街。