2008年04月26日(土) 00時02分

＜犯人隠避＞神奈川・小田原署の巡査を送検（毎日新聞）

　恐喝行為を認めた顔見知りの無職少年（１６）を逮捕しなかったとして、神奈川県警は２５日、小田原署地域課の男性巡査（２９）を犯人隠避容疑などで横浜地検へ書類送検した。巡査は、少年が脅し取った携帯ゲーム機とは知らない段階で、少年から頼まれて勤務中に中古店へ売却しており、「後ろめたくて誰にも言えなかった。『お金がない』と言うので、別の悪さをすると思い売ってしまった」と供述しているという。

　県警監察官室の調べでは、巡査は相模原南署の交番勤務だった０７年２月、当時中学３年の少年が持ち込んだゲーム機とソフト１本を交番近くの中古店で売却。ところが約３時間後、交番に「ゲーム機を脅し取られた」との届け出があり、少年を問いただしたところ、恐喝を認めたという。

　ところが、巡査は発覚を恐れ、自費でゲーム機を買い戻したものの、被害者には返却しなかった。少年は同１１月に別件で逮捕され、以前の恐喝について供述し、発覚した。【池田知広】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080426-00000000-mai-soci