０４年７月に行方不明になった高知県香南市の無職山本将史さん（当時２１）が白骨化した遺体で見つかった事件で、高知県警は２６日、山本さんの預金を勝手に引き出したとして、当時１８歳だった無職男（２１）を窃盗容疑で逮捕した、と発表した。容疑を認めているという。この事件では、香南市野市町のトラック運転手戸田瑞（いずみ）（３９）と、南国市下末松の重機運転手、谷脇欣央（よしお）（３９）の両容疑者が同容疑で逮捕されている。
調べでは、３人は共謀して０４年７月１６日午前１０時半ごろ、高知市内の銀行の現金自動出入機（ＡＴＭ）で、山本さんの口座から約５０万円を引き出した疑い。無職男が防犯ビデオに映っていたという。県警は２５日に捜査本部を香南署に設置し、３人が山本さんについて事情を知っている可能性があるとみて捜査している。