０４年に行方不明になった高知県香南市の無職山本将史さん（当時２１）が同市の山中で昨年１２月に白骨化した遺体で見つかった事件で、山本さんの預金を勝手に引き出したとして、高知県警が県内在住の男２人を２４日に窃盗容疑で逮捕した。県警は、山本さんが事件に巻き込まれ、２人が何らかの事情を知っている可能性があるとみている。
調べでは、山本さんは０４年７月１５日、車で自宅を出てから行方がわからなくなり、翌１６日、高知市内の銀行の現金自動出入機（ＡＴＭ）で山本さんの口座から約５０万円が引き出されていた。山本さんとは別人とみられるフルフェースのヘルメットをかぶった人物が防犯ビデオに映っていたという。
県警は今年２月にビデオの映像を公開し、寄せられた情報から２人が浮上、いずれも預金引き出しは認めているが、ビデオに２人は映っておらず、さらに別の１人がかかわっているとみられている。