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2008年04月26日(土) 22時00分

「ガソリン安いうちに」=一部給油所に駆け込み客も時事通信

 ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率が5月1日に復活する公算が大きい中、最後の週末に入った給油所では徐々に客足が増え始めた。大半の給油所が1日からの即日値上げを予定していることを、消費者は敏感に察知しているようだ。給油所現場では、月末に向け客足はさらに伸びると見ており、緊張感が高まっている。
 実際、石油元売り各社に対する給油所のガソリンの注文も増加。出光興産では、祝日前の28日分の注文が通常の配送能力を30%上回ったため、給油所との調整を急ぐ。27日分の注文は28日分ほど多くはないが、それでも新日本石油では通常の日曜日と比べ80%多い状況だ。
 26日の首都圏近郊の給油所では、来店客数はほぼ平年並みとなったもようで、連休入り初日の混乱は、懸念されたほどではなかった。ただ、さいたま市の給油所で「通常の2割り増しの客足」(店員)というように、一部では駆け込みの給油が始まっている。 

【関連用語】 「暫定税率」
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