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2008年04月26日(土) 21時00分

ガソリン、医療で舌戦=自・民幹部が最後の訴え−衆院山口2区補選時事通信

 衆院山口2区補欠選挙に総力戦で取り組んだ自民、民主両党は最終日の26日、それぞれ幹部が現地などで最後の支持を訴えた。
 自民党は、山口県選出の安倍晋三前首相が岩国市で街頭演説。後期高齢者医療制度について「(重要なのは)増えていく医療費をどうみんなで分かち合い負担していくかだ」と理解を求めた。安倍氏に先立ちマイクを握った公明党の北側一雄幹事長は、民主党が日銀総裁人事で不同意を繰り返したことを「生活第一ではなくて政局第一だ」と厳しく批判した。
 これに対し、光市などを回った民主党の菅直人代表代行は街頭演説で、与党がガソリン税(揮発油税など)の暫定税率を復活させる租税特別措置法改正案を30日に衆院で再可決する方針でいることに対し「再値上げをストップさせたい」と強調した。小沢一郎代表は現地入りせず、都内で開かれた連合系のメーデー中央大会であいさつ。「(補選に)勝利することで自公の悪政にピリオドを打つ。政権を代えて、日本の大掃除をしなければならない」と述べ、福田政権を衆院解散に追い込む決意を重ねて示した。 

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