暫定税率復活　５月、ガソリン１６０円超？　Ｊエナジー３０円上げ（産経新聞）

2008年04月26日(土) 08時02分

　■地元売り、追随の公算準となる。

　石油元売り大手のジャパンエナジーは２５日、５月１日から揮発油（ガソリン）税の暫定税率が復活した場合、５月出荷分のガソリンなど石油製品の卸価格を４月に比べ１リットル当たり３０円以上引き上げることを明らかにした。石油情報センターによると、２１日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は１３０・６円で、１６０円を超える価格水準となる。

　暫定税率分の１リットル当たり約２５円に加え、原油価格の高騰による調達コストの上昇分などを５円超上乗せする。他の元売りも暫定税率を含め卸値を同程度引き上げる公算があるため、５月のレギュラーガソリンは昭和６２年の調査以来、過去最高値を更新する可能性が高まい。４月１日の暫定税率失効後、わずか１カ月で消費者の負担は一気に重くなりそうだ。

【関連記事】
・ガソリンＧＷ明け１６０円超も…最高値の更新確実
・ガソリンなどリッター３０円超上げ　ジャパンエナジー
・ガソリン暫定税率復活のドタバタ政治　ＧＷ控え駆け込み給油の公算
・石油業界の損失５００億円超負担解消へ　自民党が新法検討
・消費者物価指数１．２％アップ　１０年ぶり大幅上昇