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2008年04月26日(土) 10時06分

硫化水素 マンション浴室で男性死亡 住民避難 横浜毎日新聞

 25日午後3時20分ごろ、横浜市栄区飯島町のマンション「ニューシティ本郷台パークヒルズ」D棟で、「硫黄のようなにおいがする」と119番があった。駆けつけた消防署員が2階にある一室の浴室で、この部屋に住むトラック運転手の男性(38)が倒れているのを発見。男性が死亡したほか、次男(8)や、のどの痛みを訴えた4階に住む女性(45)と息子(6)の計3人が病院に運ばれた。男性宅の浴室内で高濃度の硫化水素が検知され、神奈川県警栄署は自殺とみて調べている。

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 調べでは、男性は5人暮らし。他の4人は不在だったが、次男だけが硫化水素発生中に帰宅したらしい。浴室ドアには「キケンあけるな!」と書かれた張り紙があり、浴室内には入浴剤やトイレ洗浄剤の容器が数本転がり、換気扇などは目張りされていたという。

 D棟と隣のC棟の住民ら約150人が近くのコミュニティーハウスへ約4時間避難する騒ぎになった。避難した高校2年の男子生徒(17)は「自分も巻き込まれるかと思うと怖かった」とこわばった表情で話した。【鈴木一生、山衛守剛】

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