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2008年04月26日(土) 07時51分

那珂市職員が硫化水素自殺 付近で一時通行規制産経新聞

 25日午前6時15分ごろ、那珂市瓜連で、同市環境課主幹、大竹真徳さん(33)が自宅敷地内に止めた軽トラック内で死亡しているのを同居の父親が発見、119番通報した。助手席には洗剤などの空容器計5本と液体の入ったプラスチックケース(縦約55センチ、横約35センチ、高さ約30センチ)などが散乱。那珂署で硫化水素を発生させた自殺とみて調べている。

 調べでは、大竹さんは運転席でぐったりした状態で発見された。車は施錠されていたが目張りはなく、付近に硫黄臭がしたことなどから、同署は午前7時ごろから約2時間、付近約100メートル四方を通行規制。小中学生の通学路を迂回させるなど注意を呼びかけた。

 同市役所によると、大竹さんは24日午後から「妻の母親の見舞いに行く」と、休暇を取っていた。特に変わった様子はなかったという。近所の主婦(45)は「空気ボンベを背負った消防隊員が注意を呼びかけていて驚いた。窓を閉めていたのに朝から硫黄のにおいがしていたので変だなと思っていた」と話した。

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