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2008年04月26日(土) 03時00分

2次被害防止を指示=硫化水素の自殺続発で警察庁時事通信

 硫化水素を使った自殺の続発を受け、警察庁は25日までに、全国の警察本部に2次被害の防止を指示した。硫化水素の発生が疑われる場合、周辺住民を避難させ、慎重に現場活動をするよう求めている。
 警察庁によると、硫化水素による自殺でも、110番などの通報段階では「異臭がする」「頭が痛い」といった断片的な情報しか入らない。
 このため、(1)卵の腐ったようなにおいがする(2)空気より重い−などの特徴を伝えた上で、硫化水素の発生が疑われる現場では、下の階や近隣の住民を安全な場所へ避難させるとした。
 現場に駆け付ける警察官に対しても、風上から近づくほか、必要に応じて、専門の資機材がある機動隊や消防に対処を任せるよう求めた。 

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