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2008年04月25日(金) 23時00分

硫化水素自殺、大阪で2件=マンション住民ら避難時事通信

 25日午後3時25分ごろ、大阪市西区本田のマンションに住む無職男性(28)が浴室で倒れているのを、男性の友人からの通報を受けた府警西署員が見つけた。男性は既に死亡していた。男性が友人に「今から硫化水素で自殺する」とメールを送っていたことや、浴室から洗剤が見つかったことなどから、府警西署は硫化水素で自殺したとみている。隣のマンションも含め16人が避難したが、病院に搬送された人はいなかった。
 また同5時半ごろ、同市都島区友渕町のマンション2階の高校教員(52)宅浴室で、妻(54)が倒れ死亡しているのを帰宅した教員が見つけた。
 テーブルに「私が死んだら葬式は不要」とのメモがあり、「有毒ガス発生」の張り紙や浴室内に洗剤が数本あったことなどから、府警都島署は硫化水素自殺とみている。
 マンション1階の住民約40人が避難したが、体調を崩した人はいないという。 

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