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2008年04月25日(金) 18時01分

硫化水素自殺:県内でも今年続発 6件7人、巻き添えも−−県警が対策 /滋賀毎日新聞

 ◇チラシ配布、ネット削除要請
 硫化水素ガスによる自殺が県内で相次いだことを受け、県警は2次被害の防止のため、県内約160の旅館やホテル業者にチラシを配る。また、インターネットを点検し、県内の接続業者に硫化水素自殺の方法を紹介するホームページを削除するよう要請した。
 県内では今年2月、東近江市内のアパート浴室で、インターネットを通じて知り合った20〜30代の男女が自殺したのをはじめ、今年に入って6件で7人が死亡。24日には湖南市のホテルで無職男性(33)が自殺し、従業員9人が搬送されるなど巻き添えも多い。
 硫化水素ガスは無色透明で空気よりも重く、拡散しにくいため、数回の呼吸で死亡することもある。卵が腐ったような硫黄臭が特徴で、県警生活安全企画課は「異臭を感じたら絶対に近づかず、すぐ110番通報してほしい」と呼び掛けている。【豊田将志】

4月25日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000230-mailo-l25