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2008年04月25日(金) 01時10分

ヤフーとネットスター、子どものネット利用実態を調査 結果は保護者にも公開ITmediaニュース

 ヤフーとフィルタリングソフト大手のネットスターは4月24日、子どものネット利用について考える研究会を5月に発足させると発表した。子どもが利用するコミュニティーサイトの運営実態などを調査し、両社のフィルタリングサービスに反映させる。研究結果は保護者にも提供し、子どもの指導に役立ててもらう。

 掲示板やSNSなどの運営実態を調査し、両社のフィルタリングサービスに反映させる。子ども向けコミュニティーサイトを運営するバンダイネットワークスや、コミュニティーサイトの監視業務などを手がけるイー・ガ—ディアンなどが協力する。

 研究会の第1期は5月から約半年間。品川女子学院の漆紫穂子校長や、お茶の水大学の坂元章助教授など、教育分野や情報分野が専門の研究者・実務家が最大8人程度参加する予定だ。研究結果はサイト運営者や保護者にも提供。ネットコンテンツの格付け基準「SafetyOnline」を検討するレイティング/フィルタリング連絡協議会研究会などへの提供も検討していく。

 両社は、情報リテラシーが十分でない子どもがネットを利用し、トラブルに巻き込まれる事例がある一方、ネットの利用時間が短い保護者が子どもを指導するのは難しいと指摘。「子どもの成長レベルに応じた適切なネット利用についての情報を提供することは欠かせない」としている。

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