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2008年04月25日(金) 11時42分

<ライブドア事件>7月25日に2審判決毎日新聞

 証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)に問われ、1審・東京地裁で懲役2年6月の実刑判決を受けたライブドア(LD)元社長、堀江貴文被告(35)の控訴審公判が25日、東京高裁(長岡哲次裁判長)であった。元社長は「市場に対する不信を招いたのは悔やんでも悔やみきれない」などとする上申書を提出し結審した。判決公判は7月25日に決まった。

 元社長はこの日出廷せず、弁護人が上申書を読み上げた。冒頭で「生き急ぎすぎた」と振り返り、「もっとお金に関心を持とうと言ったことが、拝金主義ととらえられた。私の言葉で人を傷付けたのであれば心からおわびしたい」と謝罪した。さらに、「私の言葉を信じて株を買ってくれた方には、夢を実現できず申し訳ない。株式市場の発展のためにやってきたが、かえって市場に対する不信を招いた」などと反省と謝罪の言葉を繰り返した。

 公判では、弁護側が「会計処理が違法との認識はなかった」と改めて無罪を主張し、「実刑は常軌を逸するほど重い」と量刑不当を訴えた。検察側は控訴棄却を主張した。【銭場裕司】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000038-mai-soci