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2008年04月25日(金) 16時18分

製紙8社に排除命令、再生コピー紙の古紙配合率偽装で=公正取引委ロイター

 [東京 25日 ロイター] 公正取引委員会は25日、製紙8社に対し、再生コピー用紙の表示で古紙の配合率を実際より高めに表示していたことで景品表示法に違反すると認められたことから、排除命令を行ったと発表した。
 8社は、古紙を原料にするコピー用紙を一般消費者に販売するにあたり、実際の古紙配合率は小さいにも関わらず、商品ラベルに「古紙100%」などと表示して、消費者を誤認させていたため。
 公取から排除命令を受けたのは、日本製紙グループ本社<3893.T>、王子製紙<3861.T>、紀州製紙<3882.T>、大王製紙<3880.T>、中越パルプ工業<3877.T>、北越製紙<3865.T>、三菱製紙<3864.T>、丸住製紙(愛媛県四国中央市)の製紙8社。排除命令の内容は、1)再生コピー用紙の表示が実際より優良だったことを公示、2)再発防止策の役職員への周知徹底、3)同様の表示の禁止——の3点。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000217-reu-bus_all