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2008年04月24日(木) 08時48分

ドル高受け総じて下落、在庫減でガソリンは過去最高値=米商品市況ロイター

 [ニューヨーク 23日 ロイター] 23日の米商品市況はドル上昇を受け、総じて下落した。ただ、政府統計でガソリン在庫が減少したため、最盛期の夏季ドライブシーズンを控え供給懸念が強まり、ガソリンは過去最高値を付け、原油もこれに支援され上昇した。
 コメ先物価格は、供給懸念から過去最高値を更新した。供給懸念は一部の国で政情不安要因となっている。
 ドル相場の動向に最も敏感とされる金先物は下落し、強気相場の節目だった1オンス=900ドルを割り込んだ。銅先物も反落した。
 穀物相場は小麦先物が4%下落し5カ月ぶり安値を付けたほか、トウモロコシも反落した。
 原油など19商品の先物相場で構成されるロイター/ジェフリーズCRB指数は0.5%下落。前日は過去最高値を付けていた。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は16.20ドル(1.75%)安の909.00ドルで引けた。一時899.20ドルまで下げた。900ドルを割り込むのは3週間ぶり。
 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物は0.23ドル(0.2%)高の118.30ドルで取引を終了。前日は119.90ドルの過去最高値を付けていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000784-reu-int