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2008年04月24日(木) 07時46分

米原油在庫が大幅増、ガソリン在庫は減少=EIA週間在庫統計ロイター

 [ニューヨーク 23日 ロイター] 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が23日発表した週間石油在庫統計(4月18日までの週)によると、原油在庫が輸入増を受けて大幅に増加した一方、ガソリン在庫は予想以上に減少した。
 原油在庫は前週比240万バレル増の3億1610万バレル。ロイターがまとめたアナリストの予想は120万バレル増だった。
 原油輸入は日量116万バレル増加。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の受け渡し地点であるオクラホマ州カッシングでの在庫70万バレル増に寄与した。
 ガソリン在庫は320万バレル減の2億1260万バレルとなった。アナリスト予想は230万バレル減だった。
 製油所稼働率は4.2%ポイント上昇の85.6%。夏のドライブシーズンに備えているほか、保守点検後の稼動再開が要因となった。アラロン・トレーディングのアナリスト、フィル・フリン氏は「製油所稼働率は急上昇したが、依然として通常の水準を下回っている」と指摘した。
 ヒーティングオイルやディーゼルを含む留出油在庫は140万バレル減少し1億0470万バレル。アナリスト予想は30万バレル減だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000755-reu-int