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2008年04月24日(木) 06時01分

NY原油、4日続伸=ガソリンは最高値時事通信

 【ニューヨーク23日時事】23日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、夏のドライブシーズンを控えて、ガソリンの供給不安が強まり、続伸した。同日から新たに中心限月となった米国産標準油種WTIの6月物は前日終値比0.23ドル高の1バレル=118.30ドルで終了。中心限月の終値ベースでは4営業日続伸だが、前日まで中心限月だった5月物が記録した取引時間中の最高値119.90ドル(22日)には届かなかった。
 米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間在庫統計によると、原油は前週比240万バレル増の3億1610万バレルだった。120万バレル増の市場予想(ロイター通信調べ)を上回る積み増しだったために需給逼迫(ひっぱく)懸念が後退し、いったんは売り優勢となった。
 しかし、ガソリン在庫は320万バレル減と、市場予想の230万バレル減を大きく超える取り崩しとなった。在庫量は平年並みの水準だが、製油所稼働率が依然低いために供給不足への懸念が台頭。この結果、ガソリン先物が最高値を更新し、原油もつられて買い戻された。 

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