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2008年04月24日(木) 03時37分

在日中国人2000人が長野の聖火リレーへオーマイニュース

 長野市で26日に行われる北京五輪の聖火リレーで、在日中国人ら約2000人が長野に集まる計画が明らかとなった。中国人留学生らで組織される全日本中国留学生学友会の呼びかけによるもので、同会のもとに取材が殺到したため、23日東京・虎ノ門にて緊急会見が行われた。

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 同会会長の李光哲(リ・グヮンジェ)氏は「私たちは今回、北京オリンピックを応援するために長野に行きます。そこで日本人や中国人留学生の聖火ランナーを応援し、日中友好の促進やオリンピック精神の高揚をアピールしたい」と意気込みを語った。

 今回、日本各地にいる留学生を中心に、1人2000円の参加費でバス約40台が手配された。お金がない留学生のため、資金協力をした民間企業社長・呂娟(ル・ジュエン、留学生OB)氏は、「日本で暮らしていても、祖国の役に立ちたいという思いが留学生にある。また、一生懸命勉強して働いている日本の役にも立ちたい。日中友好のために行動を起こすことは、私たちにとってとても大切」との思いを強調した。

 当日の警備体制は3000〜4000人の見通し。混乱が起きることも予想されるが、衝突や暴力には決して訴えず、対応は日本の警察に任せるとしている。

(記者:橋爪 明日香)

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