弁護士口座に1億3千万円＝トラブル処理名目−荒木容疑者指示受け・PCI事件（時事通信）

2008年04月24日(木) 22時30分

　大手建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」（PCI）の特別背任事件で、元社長荒木民生容疑者（71）が指示し、関連会社から約1億三千数百万円が都内の弁護士に送金され、大半が知人の不動産ブローカーに支払われていたことが24日、分かった。親族が絡んだ事業のトラブル処理費などとして支出され、PCIに資金提供を迫った時期とほぼ重なっていた。
　東京地検特捜部は、荒木容疑者がPCIから資金を引き出そうとした背景には、こうした支出もあったとみて、調べを進めている。　

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