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2008年04月23日(水) 11時34分

消費者庁を創設、09年度から…首相が正式に表明読売新聞

 福田首相は23日午前、首相官邸で開かれた「消費者行政推進会議」で、消費者行政を一元化する新組織として「消費者庁」を2009年度から創設する考えを正式に表明した。

 同庁は商品・金融などの「取引」や、製品・食品などの「安全」「表示」を中心に所管し、窓口機能、企画立案、法執行、勧告の機能を一元的に担う消費者行政の司令塔とすることを目指す。

 政府は、創設までの手順を示した「基本計画」を6月をめどに閣議決定し、今秋の臨時国会で必要な法整備を行う。

 首相は会議冒頭、「政策全般にわたり、消費者の視点から監視する強力な権限を有する消費者庁を、来年度に発足させる」と述べ、5月末の報告書取りまとめを求めた。そのうえで「消費者庁創設は行政組織の肥大化を招くものであってはならない。各省の重複や時代遅れの組織の整理にもつながるものでなければならない」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000015-yom-pol