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2008年04月23日(水) 11時58分

<消費者庁>09年度に発足 首相が正式表明毎日新聞

 福田康夫首相は23日午前、首相官邸で開かれた政府の消費者行政推進会議(座長・佐々木毅学習院大教授)で、消費者行政を一元化する新組織の形態を「消費者庁」とし、09年度に発足させる考えを表明した。今秋の臨時国会に設置法案を提出する。

 首相は(1)消費者問題を扱う法律を消費者庁に移管し、被害者救済の新法を検討(2)関係府省の機構・定員を同庁に振り替え肥大化を防止(3)地方の消費者行政の強化−−など6項目の方針を文書で示した。

 これを受け、推進会議は5月中に消費者庁の具体案をまとめる。首相の方針表明には、すでに法律の移管などに消極姿勢を示している関係府省を事前にけん制する狙いがあるとみられる。【木下訓明】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000045-mai-pol