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2008年04月23日(水) 16時02分

特定商取引法違反:リフォーム業の2人を容疑で逮捕−−倉吉署 /鳥取毎日新聞

 倉吉署は22日、住宅の白アリ駆除工事を受注した際に必要なクーリングオフ手続きの書面を渡さなかったなどとして、倉吉市鴨川町の住宅リフォーム業、矢城博樹容疑者(33)と、従業員で同市上古川の蓑原秀明被告(25)=窃盗罪で公判中=を特定商取引法(不備・虚偽書面の交付)違反容疑で逮捕した。2人とも容疑を認めているという。
 調べでは、両容疑者は昨年6月5日、同市内の女性(当時60歳)宅を訪れ、カメラ付き携帯電話で撮影した床下の写真を見せて信用させ、白アリ駆除の工事契約を結んだ。床下に乾燥剤をまく工事代金として36万5000円を受け取ったが、クーリングオフ手続きの書面を渡さなかった疑い。領収書には県内の別の住宅リフォーム業者名を記入していた。同署は2人に余罪があるとみて調べを進めている。
 県消費生活センターには06年度、工事や建築に関する相談が134件寄せられ、うち23件が増改築に関するものだった。同センターは、訪問による工事契約を結ぶ前に建築士や同センター(0859・34・2765)など専門家に相談するよう呼びかけている。【武内彩】

4月23日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000192-mailo-l31