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2008年04月23日(水) 18時32分

マイクロソフトやヤフーら5社、“青少年ネット規制法案”に反対表明「法規制は一番最後に来るべきもの」保護者向けの自主活動を開始Impress Watch


 マイクロソフト、ヤフー、楽天、ディー・エヌ・エー、ネットスターの5社は23日、複数の政党で検討されている“青少年インターネット規制法案”について反対する意見を表明した。

 5社では、「一部の法案においては、保護者の多様な意見を反映できない仕組みの導入を義務化したり、弊害が多く効果の期待できない規制を課したりする傾向が認められる」とし、法案には反対するとしている。また、「法規制は一番最後に来るべきもの」だとして、「まずは、現在進みつつある民間の取り組みを後押ししていただきたい」としている。

 5社では、子供が安心してインターネットを利用できるようにするための活動を開始することも発表した。全国高等学校PTA連合会をはじめとする保護者や学校関係者と協力し、インターネットの安全な利用やリテラシー向上に関する教育を保護者が子供に対して行なえるような教材を制作するほか、講師を派遣して保護者向けの勉強会も開催する。さらに、これらの活動を通じて得た知見をもとに政府や自治体に対して政策提言を行なうとしている。

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■URL

  ニュースリリース

  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3429

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・ MIAUなど12の団体・個人が“青少年ネット規制法案”に反対声明(2008/04/22)

( 永沢 茂 )

2008/04/23 15:30

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000041-imp-sci