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2008年04月23日(水) 19時35分

<取り調べ録音録画>5都府県の警察で試行へ毎日新聞

 警察庁は23日、今夏に予定する取り調べ過程の一部録音・録画を警視庁、大阪府、神奈川、千葉、埼玉の5都府県の警察で試行することを決めた。

 容疑者が自白し、捜査が一定程度進展した時点で、取調官が供述調書を作成する際に、調書の内容を容疑者に読み聞かせて内容を確認する状況をビデオカメラで録音・録画する。DVDに記録し、必要に応じ公判に証拠として提出される。

 試行の方針は同日開催された警察官の取り調べのあり方を話し合う有識者懇談会(座長・平良木登規男慶応大名誉教授)に報告された。懇談会は試行を容認したうえで「取り調べの機能を損なわないように十分配慮し慎重に実施すべきだ」とする提言をまとめた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000095-mai-soci