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2008年04月23日(水) 21時29分

吉野家向け輸入牛肉に特定危険部位混入スポーツ報知

 農林水産省と厚生労働省は23日、米国から輸入された牛肉の中に、牛海綿状脳症(BSE)の原因物質がたまりやすく、輸入が禁止されている特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が混入しているのが見つかったと発表した。特定危険部位が見つかったのは2006年夏の輸入再開後、初めて。

 農水省によると、牛肉は牛丼チェーン「吉野家」向けで、特定危険部位は加工工場での検品作業で発見され、市場には一切流通していない。

 吉野家はチェック体制に問題はないとして、牛丼の販売をこれまで通り継続することを明らかにした。

 農水省と厚労省は米国に対し、原因究明を求めた上で、輸入時の検査を厳しくすることを決めた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080423-OHT1T00231.htm