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2008年04月23日(水) 00時00分

(29)手塚キャラ投稿お墨付き読売新聞

商品化する「デコメ」の選考作業の様子

 『火の鳥』『どろろ』『リボンの騎士』——。手塚治虫さんのキャラクターやストーリーを自由に自分の作品に織り交ぜ、投稿できるウェブサイト「Open Post」がある。

 運営するのは、日本動画協会や経済産業省など。アマチュアに制作の機会を与え、才能を発掘しようと、昨年11月、手塚プロダクションの全面協力を得てスタートした。

 サイトを開くと、真っ赤な郵便ポストがパクパクと口を開ける。「投稿してね」というサインだ。始まって半年足らずだが、すでに約300人により計約400作が投稿されている。

 作品はジャンルを問わない。アニメはもちろん、イラスト、シナリオ……と、何でもあり。サイトでは作品の閲覧もでき、人気ランキングで常に上位にいる富山市のウェブデザイナー渡辺崇さん(29)は、『ジャングル大帝』のレオが描かれた年賀状やアトムを主人公にした短編の白黒アニメなどを投稿。「将来、アニメやイラストで食べていくのが夢。たくさんの人からコメントをいただき、はげみになっている」と話す。

 最近、「卵」たちを応援しようと、作品を携帯メールを楽しくする絵「デコメ」にして販売する計画が浮上。5月中旬ごろ、5作品が販売される。収益の一部は作者に送られるという。

 そして、さらにすごいことが始まろうとしている。手塚作品だけでなく、他のキャラクターもサイトに次々に合流させる計画が水面下で進行中だ。現在、大手アニメ制作会社を口説いている最中で、担当者は「詳しく言えないが、もちろん、だれもが知っているキャラです」と胸を張る。

 ネット上にトキワ荘が出現するのか。

■日本動画協会■ 2002年5月発足。会員55社。海賊版撲滅運動や杉並アニメーションミュージアムの運営を行う。『新世紀エヴァンゲリオン』『未来少年コナン』など記念切手の発行も手がける。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231203958795871_02/news/20080423-OYT8T00154.htm