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2008年04月22日(火) 19時59分

取り調べ 全面可視化を 京都弁護士会が街頭署名京都新聞

 京都弁護士会は22日、刑事事件での取り調べの全面可視化(録音・録画)を求める街頭署名活動を京都市下京区の四条河原町一帯で行った。弁護士たちが「冤(えん)罪(ざい)をなくすためには全過程での可視化が必要です」と協力を呼び掛けた。
 取り調べの可視化をめぐっては、民主党が全過程を義務付ける刑事訴訟法改正案を国会に提出。検察庁や警察庁は、一部可視化の試行を始めている。
 署名活動は、国会に全面可視化を請願する日弁連の呼び掛けで、全国の弁護士会が取り組んでいる。京都弁護士会の活動には、弁護士や事務員の計13人が参加し、市民にチラシを配って署名を求めた。石川良一会長は「取り調べの一部を録画しただけでは、真相が明らかにならず冤罪は防げない」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000036-kyt-l26