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2008年04月22日(火) 10時56分

【光市母子殺害】傍聴席求め3886人 混乱防止にパトカーも産経新聞

 薄曇りの天気の中、広島高裁にはわずか26枚の一般傍聴席を求め、市民や報道関係者ら3886人が敷地外まで列をつくり、事件への関心の高さをうかがわせた。周囲には混乱を避けるために一時パトカーも出動、騒然とした雰囲気になった。

■写真で見る■歩道まであふれた傍聴券の抽選の列

 広島市中心部の官庁やオフィスが立ち並ぶ一角。裁判所西側の駐車場には判決を速報するためのテレビ各局のテントが並び、報道各社のヘリコプターが上空を飛び交う。整理券の交付は、午前8時45分から始まった。

 列に並んだ若い女性は「遺族の気持ちがきちんと酌まれた判決にしてもらいたい」としっかりとした口調。幼児を連れた母親は「自分のことだったらと思うと、やり切れない気持ちがする」と話していた。

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