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2008年04月21日(月) 14時18分

東京・浅草でやぶさめ行われるオーマイニュース

 「やぶさめが見たい? それなら日光でしょ」という人が多いだろう。ところが、都内でも見られるイベントがある。浅草寺近くの隅田川沿いで19日、「浅草流鏑馬(やぶさめ)」が行われた。

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 会場に現れたのは、優雅さをたたえる馬に力強い射手、サムライの鎧を身にまとった“戦士”だった。一行は浅草寺を午前11時半ごろ出発し、30分後には射手が矢を的に向かって放ち、観客をうならせ、大いに喜ばせていた。射手は、馬をたくみに操るだけでなく、200メートルの距離に置かれた3つの的も射当てなければならない。

 弓道は私もやったことがあるが、大変な集中力を要するものだと実感した。やぶさめの場合は、その2倍難しくなる。経験のある射手の中に、高潔な印象を与える日本人の女性がいた。技術も素晴らしいものであったが、優美な人だった。ギリシャ神話に登場する女戦士「アマゾン」を日本の首都で見た気がした。

(記者:ジャンニ・ジョスエ、翻訳:Naomi Kodama)

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