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2008年04月19日(土) 13時02分

還付金詐欺:相談急増、名古屋市が注意呼びかけ /愛知毎日新聞

 ◇社保庁や税務署装い「還付金ある」、ATM出向かせ
 社会保険庁や税務署を装った詐欺にご用心——。医療費や税金などの還付と偽って金をだまし取る還付金詐欺の相談が、今年に入ってから名古屋市内で急増している。市消費生活センターによると、2月から今月17日までの相談は28件に上る。先月には50代の女性が450万円の被害に遭った。センターは「高齢者の医療費など最近話題になっているテーマを意図的に使うケースが多い」と話し、注意を呼びかけている。
 手口は(1)社会保険庁や税務署の職員を装って自宅に電話をかける(2)「還付金がある」と告げ、被害者を現金自動受払機(ATM)に出向かせる(3)携帯電話で操作を指示し、現金受け取りの操作と思わせて言葉巧みに送金操作をさせたり、口座番号を聞き出したりする——という。
 被害の大半は50歳以上の中高年層で、女性の被害が半数以上を占める。その日のうちにATMに出向かせる手口のため、電話は昼間にかかってくるケースが多いという。【影山哲也】

4月19日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080419-00000060-mailo-l23