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2008年04月18日(金) 00時00分

遺伝子組み換えトウモロコシ使用へ読売新聞

 コーンスターチ製造最大手の日本食品化工(本社・東京)は17日、原料として遺伝子組み換え(GM)トウモロコシを使う方針を明らかにした。

輸入先の米国でトウモロコシの作付面積が減り、必要量が確保しにくくなってきたためだ。他企業にも同様の動きが広がる可能性がある。

 日本食品化工は2008年に約75万トンのトウモロコシを輸入する予定で、うち15万トンをGMトウモロコシが多く含まれる商品に切り替える。GMトウモロコシを原料にしたコーンスターチは、主に紙の表面をなめらかにする工業用に販売される。ただ、一部は食用にも使われる。一般的に、甘味料やビールの原料になるという。

 米国ではバイオ燃料向けにトウモロコシの需要が増えている。その中で、害虫がつきにくく栽培しやすいことから、GMトウモロコシの作付面積が急増している。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20080418gr03.htm