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2008年04月18日(金) 13時37分

国の財政は「再生団体」並み、財務省が公債費比率で試算読売新聞

 財務省は18日、地方財政の健全度を測る「実質公債費比率」を国に当てはめた場合、80・4%に達し、国の管理下で財政再建を目指す「財政再生団体」となるとの試算を、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)に示した。

 「実質公債費比率」は財政規模に対する借金の元利払い(公債費)の割合で、数値が大きいほど財政状況が苦しいことを意味する。2004〜06年度の平均値でみると、長野県王滝村は42・2%、北海道夕張市38・1%だった。この比率が18%を超すと地方債の発行に国などの許可が必要となり行政運営の自由度が低くなる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000028-yom-bus_all