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2008年04月18日(金) 11時21分

過払いなど2億円返還求め、ライフを提訴 全国212人朝日新聞

 利息制限法の上限(年15〜20%)を超す金利を支払わされたとして、全国21都府県の212人が18日、信販会社ライフ(本社・横浜市)を相手取り、過払い金などとして総額約2億円の返還を求める訴訟を全国の地裁・簡裁で一斉に起こした。

 同社は00年5月、会社更生法適用を申請して倒産。消費者金融大手アイフル(本社・京都市)の子会社になった。今回の請求額には、更生前に原告らが過払いしたとされる約8600万円も含まれる。

 一斉提訴をおこなったアイフル被害対策全国会議によると、ライフをめぐる過払い金返還訴訟では、神戸地裁で2月、熊本地裁で3月に、更生前の過払い金の返還を認める判決が出た。一方、ライフは「更生手続きが済んでいて、免責されている」として控訴しているという。

 同全国会議の事務局長の辰巳裕規弁護士は「クレディアやアエルなど消費者金融の民事再生手続きが相次いでいる。業界が再編されても、顧客の過払い金がきちんと確保されるような流れを作りたい」と話している。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0418/TKY200804180060.html