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2008年04月18日(金) 14時16分

善光寺、出発地辞退の方針=長野市の五輪聖火リレー時事通信

 長野市で26日に開催される北京五輪の聖火リレーで、出発式が行われる予定の善光寺の幹部会議は18日までに、リレーの出発地を辞退する方針を固めた。チベット問題への抗議から、聖火リレーは世界各地で計画変更や混乱が続いており、長野でも開催日を目前に控え、大幅なコース見直しを迫られる可能性が出てきた。
 会議に出席した住職は18日朝、「われわれはチベット人と同じ仏教徒との気持ちが強かった」と話している。
 関係者によると、善光寺側は市側に対し、この方針を非公式に打診。全住職が集まり18日午後に開く「全山会議」で、再度討議され、対応を決めるとみられる。
 市はこれまで善光寺に対し、警備強化のため、26日朝の出発式の時間帯に一般参拝客の立ち入りを規制し、迂回(うかい)路を設けるよう要請。善光寺は17日午後、非公開で幹部会議を開き、敷地内からのリレー出発に反対する方針を固めた。 

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