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2008年04月17日(木) 19時58分

中国報道官、CNNに謝罪が足りないと再抗議 朝日新聞

 【北京=坂尻信義】米CNNテレビのコメンテーターによる対中批判発言に中国外務省が抗議し、CNNが釈明したが、その内容が不十分として同省の劉建超報道局長がCNN北京支局の責任者を呼びつけ、再び抗議した。同省が17日、発表した。

 コメンテーターのカファティ氏が9日のCNNの番組で北京五輪に絡み、中国人を「ならず者で凶徒」、中国製品を「がらくた」と批判。これに怒った同省が抗議し、CNNは「中国の人々を怒らせることを意図したわけではない。そう受け取った人がいたら謝罪する」との声明を出した。「カファティ氏が中国の人々にではなく、中国政府には意見を強く持っている」ことの表れとも説明した。

 これに対し、劉局長は声明が「謝罪」になっていないうえ「矛先を中国政府に向けている」と再び抗議した。

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