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2008年04月17日(木) 00時00分

DoS攻撃(でぃーおーえすこうげき)読売新聞


絵・唐沢なをき/文・唐沢よしこ

 話題になっているサイトにアクセスしようとすると、なかなかページが開かないことがありますよね。これは一度にたくさんの人が同じサイトにアクセスしたため、サーバーの処理が間に合わなくなって起こります。

 混んだレストランで注文した料理がなかなか出てこないような感じですワン。この状態でレストランにもっとお客さんが入ってきて、シェフが目を回して倒れてしまうと料理は出せなくなります。

 サイトのサーバでもコレは同様。アクセスがもっと増えるとまったくページが開かず、エラーメッセージが返ってくるだけになってしまうのです。このような状態を悪意を持って、意図的に特定のサイト、サーバで起こすことをDoS攻撃といいます。

 単純に何度もサイトを更新して負荷をかけたり、攻撃用のツールを使って不正データを送るなどして行われます。ウェブサーバーを例に挙げましたが、メールサーバーなどが攻撃されることもありますワン。

 DoSは「Denial of Service」の略で「Denial」には「拒否」という意味。日本語で「サービス拒否攻撃」とも呼ばれます。そして、このDoS攻撃を複数のコンピューターで一斉に行うことをDDos(Distributed Denial of Service)攻撃とか分散DoS攻撃といいます。

 DDoS攻撃の場合、悪意のあるヤカラがセキュリティーが甘いほかのサーバーやご家庭のコンピューターにツールを仕込んで操り、攻撃を仕掛けます。本来の持ち主の気づかぬところで、勝手に攻撃しちゃうんですね。最近のDoS攻撃はこちらのDDoSが多いようです。ツールをもらわぬよう、怪しいファイルやサイトには気をつけましょう。ワンワン。

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