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2008年04月16日(水) 20時32分

女子高生から訴える「情報教育」の必要性ツカサネット新聞

今では、小学生から携帯電話を持つ子供がいる。

私も携帯電話は小学生の頃から持っていた。元は、親が共働きで家には誰もいなくなっているから1台だけ買おうということになり、購入してもらった。最初は、電話機能しかついていなくてインターネットもメールもできなかった。

しかし今やインターネットやメールは当たり前。90年代の携帯ではインターネットといっても限られていたが、今は昔と違いサイトの数も圧倒的に多い。個人でも携帯サイトも簡単に作れる時代になった。

今、高校生の私の周りは100%携帯電話を所有しており、逆に言えば、携帯電話を持っていない人はいないといってもいいだろう。ホームページ(ホムペ)を持っている人も半数の50%ぐらいはいるだろう。

友達と開設している子や、彼氏と開設している子もいる。私も数人からアドレスを送ってきて見てくれとメールされる。私は自分の時間があるときに見るようにしている。プロフィール(プロフ)と呼ばれているページで自分の自己紹介をするところを作っている。名前からどういうものが好きかなど、さまざまなことが載せられている。

そのプロフィール(プロフ)の中に、自分の名前、住所を載せる欄がある。そこに、本当の名前やOO市などの大まかな住所やさらには自分の学校名から学年ひどい人には本当のクラスまで載せている人もいる。自分の写真を載せていたりする子もいる。これでは、個人情報が丸わかりである。ここまで、情報社会に無頓着な人がいる。

私は中学、高校の授業の問題だと思う。中学校では「技術」と科目の授業で教えられた。技術の授業ではモノを作るからパソコンまである。学年や学校にもよるが、授業の割合からすればものを作るのとパソコンの授業は半々ぐらいだろう。週1回から2回の割合で授業があるが、年間にしてみれば20回から50回程度のこと。さらにそこで物作りと半々となれば当然数が知れてしまう。

「情報の教育」と言われてもやることはたくさんあるのに内容的には薄くなってしまうのが現状だ。ワードの使い方、ホームページの使い方やローマ字から教えるところもあるが、どれも、字を打って楽しく使って3年間おしまいである。それでいいのだろうか?

とある携帯サイトで出会った女子高生が殺されるという事件まで起きた。

「情報の教育」でどう向き合っていくかというのは難しい問題だが、学校で投げやりになるとどこも教えてもらえるところはない。簡単なことなら1時間あれば終わるのだから、それを中学1年から高校3年まで毎年同じようなことを教えていくべきだと思う。それをちゃんと教えないからこそこういう結果になってしまうのだと思う。情報に対しての教育の薄さが目に見えている。

その後、私の友人にこの携帯について聞いてみたところ殆ど「出会い系」だそうだ。

いじめでも何でもそうだがこれら色々と問題になって来ている今、全国での「情報の教育」の必要性がもう一度見直される時期だと思う。


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(記者:未成年of株)

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