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2008年04月16日(水) 17時37分

38年ぶりに山梨県を走ったSL、帰路にオーマイニュース

 JRグループと山梨県および、山梨県内の各市町村と観光団体などが実施している大型観光キャンペーン「山梨デスティネーションキャンペーン」のオープニングイベントとして、中央本線甲府駅から塩山駅までの間に県内38年ぶりに蒸気機関車(SL)が走った。

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 4月1日から13日までの間に5日間運転され無事大役を果たしたD51は15日、山梨を去り群馬県高崎へと帰路についた。4月1日運転初日の模様は、4日付の記事「山梨に蒸気機関車デゴイチ走る!」でお伝えした(リンクは下部にあります)。

■SLはどのようにして移動されるのか?

 今回、山梨で運転されたD51は群馬県高崎市のJR高崎車両センター高崎支所に所属し、主に「EL&SL奥利根号」の上越線高崎—水上間や、「SL碓氷号」の信越本線高崎—横川間において運転されている。今回のように、各地でのイベント列車の際は、SLには火を入れずに、イベント列車に使用する客車とともに電気機関車やディーゼル機関車に引かれ回送される。

 通常は各線区を移動する場合は、列車の少ない深夜時間帯に行われるのがほとんどのケースであるが、今回は甲府から八王子までの中央本線を日中回送された。

 今回のSL運転が、多くの家族連れやカメラマンの心に残る思い出となり、これを機会に再びこの地で運転されることを願いたい。

(記者:勢 芳明)

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