2008年04月16日(水) 10時55分

名探偵コナンのサミットガイドをもらおう!!（オーマイニュース）

　外務省は、7月7日から開催される「洞爺湖サミット」を理解するための子供向けパンフレットを作成、4月8日より希望する人、学校を対象に無料で配布している。

　入手するためには、パンフレットタイトル（名探偵コナンのサミットガイド）、住所、電話番号、氏名を明記し、同省国内広報課までファックスを（番号は記事最下段に記載）。製作総数は3万部で、同省国内広報課によれば、順調に配布がすすんでいるものの、今月いっぱいくらいならギリギリ間に合うという予想だ。

　その中身はというと、体裁はオールカラーB5版22ページ+表紙。ストーリーはコナンの主要キャラクターたちが山登りをし、頂上（サミット）を目指す道中にいろいろなイベントが用意されているというもの。サミット参加国（G8）のGDPなどが紹介され、ついで主要議題となる予定の「環境問題」について、はたまた京都議定書問題からリサイクルのことに触れたかと思うと、これまでのサミットの主要議題……などなどが、この少ないページ数なのにもかかわらず、とてもわかりやすく盛り込まれている。

　ただし、「名探偵コナン」とはいえ、悪の組織に立ち向かったり、殺人事件が起こるようなシチュエーションはなく、謎解きもいっさい登場しない、謎の組織によって体を小さくされた、こどもにしか見えない高校生探偵というキャラクター設定は、まったく意味をもたず、スルーされている。

　外務省が名探偵コナンを採用したガイドブックを作るのは、昨年、製作した「名探偵コナンの外務省ガイドブック」についで2回目。今回の再起用にあたっては、いくつかの候補のなかからストーリーなどを審査した結果、採用されたとか。

　コナンは海外でも人気があるようだが……

　「契約上、外国語に翻訳して海外に配布することはできないことになっています」とは、もったいない……。

【外務省国内広報課】
FAX：03-5501-8128

（記者：北澤 強機）

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