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2008年04月16日(水) 10時12分

“痴漢”で逮捕の植草被告、控訴審でも有罪判決産経新聞

 電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた元早稲田大学大学院教授、植草一秀被告(47)の控訴審判決公判が16日、東京高裁で開かれた。田中康郎裁判長は懲役4月の実刑とした1審東京地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。

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 弁護側は控訴審で1審判決を「予断や偏見で判断された」と批判。「被害者の右後ろにいた被告が犯人と間違われた。真犯人は被害者の後ろにいた別の人物」と無罪を主張していた。検察側は「被害者らの証言は信用でき1審判決に誤りはない」と控訴棄却を求めていた。

 判決によると、植草被告は、平成18年9月13日夜、京浜急行品川−蒲田間を走行中の車内で、制服姿の女子高生のスカート内に手を入れるなどの痴漢行為をした。

 1審は「被告を犯人だとする被害者や目撃者の証言は信用性が高い」などと弁護側の無罪主張を退けた。その上で「規範意識に相当問題があり、再犯の恐れも否定できない。社会内での更生は期待できない」と実刑判決を言い渡した。

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