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2008年04月15日(火) 22時42分

裁判報道にゆがんだ認識 光母子殺害事件でBPO中国新聞

 山口県光市の母子殺害事件の裁判を扱ったテレビ各局の番組について、放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送倫理検証委員会は十五日、「多くが極めて感情的に制作されていた」などの意見を公表、裁判制度に関するゆがんだ認識を与えかねないとの見方を示した。

 裁判員制度のスタートを来年五月に控え、裁判報道の在り方について議論を呼びそうだ。

 審議対象になったのは、昨年五月から九月にかけてNHKや民放キー局、大阪の準キー局、地元の中国放送(広島市)で放送されたニュースや情報番組など二十番組計三十三本。橋下徹大阪府知事が就任前の昨年五月、被告弁護人の懲戒請求を呼び掛けたバラエティー番組も含まれる。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804150326.html