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2008年04月13日(日) 10時00分

江原啓之 コッソリ大学教授を辞退していた日刊ゲンダイ

 スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之氏(43)が、4月に就任予定だった北海道・旭川大学客員教授をコッソリ辞退していた。
 江原氏といえば、フジテレビが2日、自慢の“霊視能力”を「非科学的、荒唐無稽」とバッサリ。1月には「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会も、江原氏出演の番組に対し「出演者の生活への影響を考えていない」と苦言を呈するなど、テレビ界から手のひらを返されている。そんな江原氏が、大学教授就任という驚きのニュースが流れたのが2月だった。
「もともと大学側から教授就任を要請したわけでなく、学長の知人を通じて江原氏から講義したいとの話があったと聞いている。北海道は過疎と高齢化で、病に悩む高齢者が多いので、江原氏には、カウンセリングでなく、生命倫理や終末期の看護論などを講義してほしいと考え、08年度から新設する保健福祉学部の客員教授という話になったのです。ところが3月上旬ごろ、江原さんから『辞退したい』との話がありました。理由は分かりません」(旭川大学広報)
 江原氏は年2〜3回の講義を行う予定だった。辞退で学生らが困惑していないのか聞くと、大学側は「あくまで客員教授ですから。専任教授がおり、授業にも何ら支障はありません」
 テレビ朝日「オーラの泉」も6月打ち切り説が浮上。テレ朝は「そんなことはない」(広報課)と完全否定だが、もはや土俵際に追いやられた江原氏に居場所はない。それにしてもなぜ教授になろうと思い、なぜ突然やめたのか——。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080413-00000001-gen-ent