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2008年04月13日(日) 14時31分

入学金未納2人、式出さず=「苦渋の選択」と県立高−千葉時事通信

 千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長)が、入学金未納だった新入生2人を8日の入学式に出席させなかったことが13日、明らかになった。生徒2人はその後、保護者が入学金を納め、入学を許可された。同校は「入学金が必要なことは事前に説明しており、学校として苦渋の選択だった」と話している。
 同校と県教委によると、新入生159人は入学式当日の8日に、入学金や授業料など計9万円を持参することになっていた。男女2人の新入生が未納と判明。それぞれの保護者に連絡したところ、「きょうは支払えないので、後日支払いたい」などと答えた。
 同校は「入学金を納めてもらわないと入学を許可できない」として、2人を入学式に出席させず、教室で待機させた。
 同校によると、入学金納入手続きについては合格証書と一緒に説明書で通知。3月17日に実施した入学者説明会でも、「全額納入できない場合は分納もできるので、問題があれば事前に相談してほしい」と伝えており、2人の保護者も出席していたという。 

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