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2008年04月12日(土) 23時34分

光母子殺害、被告弁護団ら死刑回避訴える 22日に差し戻し控訴審判決産経新聞

 山口県光市で起きた母子殺害事件の差し戻し控訴審の判決が今月22日、広島高裁で言い渡されるのを前に、被告の元少年(27)の裁判を振り返る報告集会が12日、広島市内で開かれ、6人の弁護人らが改めて死刑回避を訴えた。事件は、14日で発生から9年となるが、大きな節目を迎える。
 集会で、安田好弘弁護士はこの日、元少年と接見し、少年が判決を前に「私にとっては4月22日ではなく、(事件を起こした)4月14日が大切な日です」と語ったことを報告した。また、遺族にあてて昨年12月下旬に書いた手紙も紹介。「『すみません』という気持ちがいつか伝わると信じ、生きたいと思います」との内容で、安田弁護士は「被告は遺族らの痛みや苦しみを理解し、生きて謝罪したいと言っている」などと述べた。

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