記事登録
2008年04月12日(土) 21時59分

福田首相、外遊の春 今月下旬に訪ロ GW中は英仏独へ朝日新聞

 福田首相は4月下旬にロシアを訪問し、プーチン大統領らと会談する方針を固めた。大型連休中の5月初旬には、イギリス、フランス、ドイツを訪問する方向で調整している。複数の政府関係者が12日、明らかにした。

 首相は、ロシア訪問で、退任後に首相になる見通しのプーチン大統領に加え、5月に大統領に就任するメドべージェフ氏とも会談する。一連の会談で、アジア・太平洋地域での経済分野などでの協力を強化する具体策をとりまとめる方針。あわせて、北方領土問題の解決に向けた方策も話し合う考えだ。

 一方、英仏独3カ国の訪問は、7月の北海道洞爺湖サミットに向け、議長国として参加国の協力を求めるのが主な狙い。温室効果ガス削減に向けた国際的な枠組み作りや、アフリカ問題などについて、各国の首脳と意見交換する見通しだ。

 首相訪ロ後の4月末にも、政府・与党はガソリン税などの暫定税率を復活させるために関連法案を衆院で再議決する方針。その後、民主党が参院に首相の問責決議案を提出すれば、国会が混乱する可能性もある。そのため後半の訪欧日程は、国会情勢をにらみながら最終調整する。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/politics/update/0412/TKY200804120189.html